第76期名人戦第6局の感想

第76期名人戦第6局、名人戦なので当然と言えば当然なのですが、素晴らしい内容の将棋でした。

79手目に天彦名人が2二歩を打つ前からニコ生の実況で見ましたが、二日目の夜だというのに形勢はほぼ互角。

この時点ではどうなるか分からないという局面でしたが渡辺棋王の解説も分かりやすく、最近のソフトの手についての話も興味深く聞ききながらワクワクしながら観戦することができました。

終盤にかけてもとにかく両者譲らない展開といった印象で、一時後手優勢に傾きかけたときは名人の持ち時間が少なかったこともあり羽生さんが勝つのかと思いましたが、渡辺棋王も言っていたように良い手を指し続けていたのにいつの間にか悪くなっていたという感じ。

羽生さんにこういう勝ち方ができる天彦名人はさすがだな、と思いました。

最後まできっちり時間を使い切り、力を出し切っての勝利という感じがしてさわやかな印象が残りました。

初日羽生さんが二手目6二銀と指したのが注目されていましたが、それも含めて名人戦の締めにふさわしい内容だったと思います。

ところでソフトの解析はもはや棋戦の実況にはなくてはならないと言っていいくらいの地位を獲得していますね。

もちろん棋士の解説だけでも面白いのですが、解説に完全に着いていけるほどの棋力がなくても具体的な指標を見ながら直観的に理解しやすく、ソフトを交えたおかげで実況を楽しめる人も増えたのではないかと思います。

ゲーム業界ではeスポーツが盛んになっていますが、将棋もeスポーツとしメインを張れるだけのポテンシャルを持っています。

既にオンライン対局の歴史も長いわけで、歴史と伝統を重んじるとeスポーツのような形式にはなじまないという考えもあるかもしれませんが、将棋はプロ棋士とコンピュータとの対局に始まり、ここまで最新の技術と融和しながら歴史の長さに対して古臭さを感じさせずに進歩を続けています。

反対も多いとは思いますが、プロ棋士も外国に住んでいる人も誰でも参加できる大会のようなものがあれば面白そう。いずれはオリンピックのeスポーツとして将棋が採用されたら・・・すごいですよね。
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名人戦第4局と藤井七段誕生

先週は名人戦第4局と藤井六段が七段昇段を決めた対舩江六段の竜王戦ランキング戦という注目の対局がありました。

藤井七段についてはいくら強い強いと言っても足りないのではないかという印象もありますが、ソフトの評価値が詰みを示す以前の23手詰めを読んだという話もあり、まさに破竹の勢いで驚異的な実力を見せ続けています。

このまま竜王、棋王、王座のタイトルを獲得することも現実味を帯びているわけですが、そうすると八段…すごい以外に言えませんね…

名人戦第4局羽生さんは後手でしたが、この対局2日前の羽生-松尾八段戦で羽生さんが先手を持って55手で勝利したのと同一の局面になりました。

ちなみに2日前は45手目に先手羽生さんが6五歩と香車を受けて同香と取らせてから先手がどうしのぐかが注目された(と思った)局面で、そのまま詰みまで持っていき羽生マジック健在を印象付けた(と思った)対局でした。

そして羽生さんにはなじみの舞台とはいえ名人戦という大舞台で、自分が先手で勝った局面をそれからわずか2日後に後手で選ぶというのは何というか熱い展開でとてもワクワクしながら楽しむことができました。

結果は佐藤名人が勝利しましたが、2日前の羽生-松尾戦から考えることでより深みが増す対局で、まさに名人戦!といった趣があったと思います。

勝敗も2勝2敗と互角のぶつかりあいで、本当に見ごたえがありますよね!

最近では佐藤名人の対局中にぐったりする姿を見ると逆に安心するようになってきました(笑)

近いうちに藤井七段もこの二人と肩を並べるのかと考えると楽しみでにやけてきます…

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いろいろ更新

んとか将棋を久々に更新し、中将棋を追加したりレイアウトを修正したりしました。

中将棋は取った駒こそ使えませんが太子が玉の代わりになったり獅子に足がついている(将棋でいうひもがついているような状態)と獅子で取れないとか取り返すときはどうなるとかいろいろと複雑なルールも多く、一局にすごい時間がかかりそうな印象です。

とりあえず歩を進めていって下段の方の駒を動かせるようにするだけでも一苦労な感があります…中将棋の大会があったりするようですが、どんな感じなんでしょうか。

将棋の遊び部屋の方も更新して、いまひとつ使いにくかった継ぎ盤を修正しました。

自分で詰将棋を考えるときに使おうとしたとき、相手の駒が置いてある位置に駒を移動させるのがいちいち使いづらかったので、駒を選択した状態で相手側の駒はそのままとれるようにしました。

あとあまり意味のない機能かもしれませんが、詰将棋等をスクショしたい人のために、先手玉を消すボタンと盤面だけにするボタンを作ったので、遊び部屋で詰将棋を考える→完成→スクショ→公開という感じで使ってもらえたらうれしいな・・・と思っていますので、よかったらぜひよろしくお願いします(笑)

これで
詰将棋の盤面を作る

一時保存

動かしながら解いてみる・手順を試す

やり直し

完成したらスクショしてtwitterでつぶやく(笑)

といった流れがとてもやりやすくなった(気がする)と思います。
詰将棋判定機能がついてないのが微妙かもしれませんが…一度使ってみてください。

何か要望や不具合のご指摘がありましたらお願いします!

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名人戦第一局の感想

名人戦第一局は二日目も目が離せない展開でした。最後まで緊張感のある名局でしたね。

初日の2一飛成から荒れそうな気がしましたが、進んでみると本当に最後まで一進一退の高度な攻防が続き、これが名人戦か…としみじみ思ってしまうほど濃密な進行が楽しめました。

名人がぐったり(?)する姿も何度か見られましたし、局面が難解だったこともあって解説もすごくよかったです。

羽生さんの1400勝という記録も素晴らしいですよね。

終わってから知りましたが、以前藤井六段が名人との対局で同局面21手目で3八金と指し、展開を示して2六飛は先手不利とコメントしていたそうで、本局はその通りに進んでの先手勝ち…

実際個人的には確かに先手先手危ないんじゃないかな?ってムードでドキドキしている進行が多かったのですが、解説を聞いても詰みそうで詰まない先手にはさすが羽生さん、という気持ちになりました。

後手も攻めているように見えながらちょっと気を許したらやられそうな緊迫した雰囲気があり、とはいっても先手を追い詰める迫力があり、どちらも最善手にしか見えない攻防の応酬は本当に素晴らしく、見応えある対局だったと思います。

羽生さんも名人も見事としか言いようがないですよね。

羽生さんのタイトル100期という大記録がかかっていることもありますが、残りも純粋に現在の将棋界の最高峰と呼ぶに相応しい対局が期待できそうです。

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名人戦開幕~第一局一日目

羽生さんが優勝すればタイトル100期目となる名人戦が始まりました。

「佐藤天彦名人対羽生善治竜王」というともはや将棋界の頂上対決みたいな印象があります。
とはいっても、藤井六段もこの辺りに仲間入りするのは間違いない感じですね…とても近い将来。

さて第一局の一日目でしたが、横歩取り。
ちょうど最近横歩を指していて少し分かるようになって来たところだったので嬉しい展開。

ですが、まだ序盤かと思っていたら先手2六飛から角交換、後手4四角打ちからの2一飛成!
後手は8八角成と、初日で勝負がついてしまうのかと心配になってしまうような展開でした。

いや両方危なそうにも見える緊張感のある難しい局面…ほんとに面白いですね、明日が楽しみです!

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